無責任と思いやりをはき違えてはいけない

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人当たりがいい人に多いのが、無責任と思いやりのはき違えです。思いやりだと思っていることが実は無責任な行動であるということです。

これは自分ではなかなか気が付きにくいことですし、最初は認めたくないかもしれません。

しかし、事前にしっておくと、もしトラブルになったとしても回避できるようになりますので、私が学んで来たことをお伝えしていきます。

無責任と思いやりのはき違えとは?

これは、仕事を通じて私が経験したことです。人当たりがいい性格(優しい性格)の人に多い特徴として、相手の意見に合わせるという共通点があります。

私が自分を優しいと言っているわけではありませんよ(笑)

一見、相手のやりたいようにやってあげることは、思いやりがある行動のように思えますよね。

【例】

お客「こうしたいんだよね~」

あなた「わかりました。ではお客様の言うようにそうやりましょう」

お客「あ、これもやりたいんだよね~」

あなた「そうですね、そう言われるのであればやりましょうか」

お客様に言われるがまま、相手がそう言っているからその通りに仕事してあげる。

表面だけみると、相手の為に仕事している、相手の為を思っている行動に見えますが、実はそうではありません。

表面上は、「お客様がそう言われているから取り組んであげた」ときれいな言葉を並べることができますが、本心は違う場合が多いです。

”お客様が自ら選んだことだから、責任はお客様にある。私は何もわるくない、だってお客様が決めたことだから。”

表面とは違い、心の中にはこのような考えがあることって意外とよくあると思うんです。

これは、思いやりではなく、無責任な考え方であると言えます。

もちろん、相手の言っていることを聞き入れることが全て悪いのではありません。要望を叶えてあげて喜んでもらうことは、仕事に必要不可欠です。

その善と悪の境目は、本人のみぞ知るといったところでしょうか。

人は都合のいいように言うことを変える生き物である

ではなぜ、相手に選ばせることがよくないことなのか?

営業や販売では、二者択一という手法をよく使います。

【例】洋服やで白いワンピースを買うかどうか悩んでいる

店員:白もいいですけど、赤もきれいでかわいいんですよ~

あなた:いや、、赤はちょっと・・・白のほうが自分に合っていると思うんですよね

この時点で、買うかどうかではなく、赤か白か、という選択肢に切り替えられています。つまり買う確率は”わざと”赤のワンピースを出したことで、ぐんとアップしていることがわかりますよね。

このような場合、選ばせるという手法は有利に働きます。

私がお伝えしているのは、このような場合ではありません。

例えば、コンサルの仕事をイメージするとわかりやすいと思います。

何かに向かって一緒に仕事を取組み、うまく運用にのせていく、このような場合です。

最初お客様は、やりたいように自由にやられます。何でも自分の思うように”わがまま”に取り組むものです。結果、物事がうまくいかなかった時、一気に態度が変化します。

「何でやりたいようにやらせたのか」

極端に言うと、このような物言いでクレームを出されます。こちらからすると、お客様がそのようにやりたいと望まれたではないですか!と言いたくなるものですが、ほとんどの場合が通用しません。

このような場面になったとき、相手は自分の都合のいいように言葉を並べます。都合のいいように物事を運ぼうとしてくるのです。

この時に、「相手が選んだから相手の責任」という考えだけでは、全く対抗できません。何を言われても、相手に選んでもらったから、そこに自分の意見がないのです。

言われるがままになってしまうのは想像がつくでしょう。理不尽ですが、現場はそうなってしまうものです。

もしこれが、無責任な行動ではなく、思いやりがある行動であったとしたら、どうなると思いますか?

お客様のやりたいことに対し、あなたがしっかり考え抜いた意見がある。無鉄砲にやりたいことを言っているけれど、いろんな場面を想定して、あらゆる意見を言ってしっかりと会話する。

迷っているならば、あなたが先導して引っ張ってあげる。

その結果、同じようにうまくいかない出来事があったとしても、なぜそうなったのか、他の選択肢をとるとどうなっていたのか、など、言われるがままではなく、”反論”ができます。

無責任な行動をとっている時には決して見ることができない”プライド”が見え隠れするものです。

無責任をやめて、思いやりを持ち誠意をもって対応する、たったこれだけの意識の違いで、理不尽なことを言われ肩身が狭い思いをすることなく、筋を通して仕事ができるようになるのです。

責任感が宿ると記憶力が増す

仕事に責任をもつようになると、自ずと記憶力が上がります。

何も考えず相手に選ばせたのではなく、自から考え発信してますから、それは記憶に差が出て当然ですよね。

記録力があがると、より一層仕事がうまく運ぶようにもなりますし、お客様からの信頼も上がっていきます。意識の違いだけで、これもまたプラスに働くようになるのです。

自信が身につくようになる

責任を持って仕事をする、記憶力も上がる、お客様からの信頼もあがる、となっていくと、結果的に自分に自信が持てるようになっていきます。

何かトラブルがあっても、なぜそうなったのか、そうなる前に何を対処したのか、ベストを尽くしていたのかなど、反論できるネタもたくさん話せるものです。

このように変化することも、たった少しの意識の差から始まると言えます。

まとめ

無責任な行動は案外気が付かないものです。一度自分自身を振り返る時間をとってもいいかもしれません。

仕事においては、間違っても中途半端な相手にゆだねないこと。

物事に対してベストを尽くしたあなたの意見をもとに、誠意をもって対応すること。それこそが最も筋を通した仕事をする人間の在り方だと確信しています。